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AFP会員資格更新条件を満たしました

日本ファイナンシャルプランナー協会の継続教育テストを受験いたしました。

これによって、会員更新に必要な単位数を満たしたため、無事にAFP資格が更新される予定です。

そう聞いても、ようやくファイナンシャルプランナー(以下FP)を誌面やテレビ等で見る機会が多くなったとはいえ、一般の方にとっては何のことかという感じでしょうか。

私の初の会員更新に当たって、何が求められたのか、この更新制度によって皆様に何が提供できるのか整理したいと思います。

そもそもFPについてよくご存じでない方もいらっしゃるかも知れません。

ファイナンシャルプランナーについて

以下、日本ファイナンシャルプランナー協会からの引用です。

人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。

ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。

これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FPです。

FPは、相談者の夢や目標を達成するために、ライフスタイルや価値観、経済環境を踏まえながら、家族状況、収入と支出の内容、資産、負債、保険など、あらゆるデータを集めて、現状を分析します。

そして、相談者の立場や、ライフイベントを考慮したうえで、長期的かつ総合的な視点でさまざまなアドバイスや資産設計を行い、併せてその実行を援助します。

また、必要に応じて専門家のネットワークを活かしながらファイナンシャル・プランニングを行います。

以上、日本FP協会参照 https://www.jafp.or.jp/

金融リテラシー足りてますか?

つまりは、お金に関するジムのトレーナー(なりたい自分になる手助け=お金を増やす)だったり、町医者(簡単な病気の治療や予防をする=家計の見直し・問題の発見)の様な存在と思っていただけると分りやすいかもしれません。

日本においては残念ながら、お金に関する知識を学校教育で得る機会がございません。しかしながら、お金との向き合い方を失敗して人生を棒に振る方や、ご家族がそうで苦労されたという方もご存じの方も多いかと思います。

つまり、金融リテラシーと呼ばれる、お金に関する基本知識が、各個人や各家庭に委ねられてしまっているのが、現在の日本です。そして、金融リテラシーの差はそのまま経済格差と繋がり、自己責任とされてしまうのが現在の状況です。

必要ないかもしれませんが、よりよい生活のためには必要な専門家であると信じております。人生100年時代を迎えるほどに医療が進んだ現在において、資産寿命なんて言葉も目にするようになりました。

よりカッコよく健康的に生きるためにも、ジムに通ったり、健康維持のために町医者に通うように、FPのサービスを受けるのが常識という時代になりつつあります。

もちろん、ご自身でやられることも可能ですが、自己流のトレーニングや健康法で出来る人もいますけど、失敗する人もいますよね。

ファイナンシャルプランナーの会員更新制度について

FP資格所有数は現在736,846人で、年々増えつつあります。

内訳は以下の通りです。

 

1級 19,635人

2級 416,496人

3級 300,715人

一般に、FPや2級ファイナンシャルプランニング技能士とのみ記載してある場合は、資格を取った時点において必要とされる知識を満たしていたということになります。

一方、CFP・AFPと名乗っている場合、2年毎の会員資格更新制度がございます。AFPであれば15単位、CFPであれば30単位が必要です。

CFP・AFP認定者数は以下の通りです。

 

CFP認定者 23,196人

AFP認定者 161,805人

単なる資格所有者に比べ、大きく人数が減っております。協会の年会費及び認定されるための単位が必要なため、こちらが実数と考えてもよさそうです。

つまり、実際のFPとしての何かしら関連する業務を行っている割合は25%程になります。

では、なぜ更新制度があるのか。それは、FPの分野が多岐にわたり、制度改正など、常に情報収集と自己研鑽が求められる業務だからです。

AFP資格更新の場合、必要な単位数は以下の通りです。

【必須課目】 「FP実務と倫理」1単位以上

【必要課目数】 「FP実務と倫理」を含む3課目以上

【課目】 ①FP実務と倫理

     ②金融資産運用設計

     ③不動産運用設計

     ④ライフプランニング・リタイアメントプランニング

     ⑤リスクと保険

     ⑥タックスプランニング

     ⑦相続・事業承継設計

単位認定については、指定の講座を受講したり、スタディグループ(SG)という地域の勉強会での講習を受けたり、継続教育テストや通信教育等の方法がございます。

AFP会員資格更新のためにしていること

私は、地元の埼玉SG浦和と云う所で勉強会単位を取りました。

以下、振り返ってみたいと思います。

 

・社会保険と年金の実務的な対応について(ライフ)

・平成31年度 税制改正の主なポイント(タックス)

・終の住処 人生終末期の家選び どんなアドバイスが適切なのか(不動産)

・人生100年時代のライフプラン(ライフ)

・家族で考える相続の基本(相続)

・介護保険と高齢者施設を理解しよう(ライフ)

・2020年の内外経済、金融資本市場の注目ポイント(金融)

などなど、盛り沢山であることがご覧いただけたかと思います。

また、継続教育テストについては、各科目ごとの出題があり、最新の情報や法改正について学ぶ仕組みになっております。

以上、簡単にCFP・AFP資格の更新制度についてご説明いたしました。このように、私たちは日々自己研鑽を行っております。

全ては、プロフェッショナルとして、お客様に価値を提供するためです。よりよい将来を、よりよい人生を、手に入れていただきたいのです。

これからも、マンション投資アナリスト協会での勉強会も含め、最新の情報を常に収集し、あなたに価値を提供できるよう、能力を磨き続けて参ります。