大手債務整理専門法律事務所の元パラリーガルとしては、信じられないようなニュースでした。大々的に営業していた債務整理の法律事務所が依頼者の過払い金を使い込み、破産するなんて。今日、代表弁護士の方のインタビューを見る機会がありましたが、何なんだろう。笑っているかのようなあの表情は。
そもそも、広告費を投入しないとお客さんが付かないのはそうだとしても、回収した過払い金は依頼者のものであってという意識はないのだろうか。ちょっと調べてみると様々な噂が出てきますが、単なる破産事件で終わらず真相解明がされるのでしょうか。噂が本当なら、ちゃんと妥当な結論に収まるといいですね。ちょっと普通の感覚とは違って計画的と思われても仕方ない気がします。
自分が現役の際は、彼らの事務所は有りませんでした。この事務所が設立された際にはすでに過払い金バブルは終わりが見えておりましたが、そこでしか戦いようがなかった弁護士だったのでしょうか。弁護士業界も人が増えても仕事が増えてなかったので、食べていけない弁護士が出てきておりましたからね・・・。
仮に、それなりの思いがあって設立したとしても、やはり破産した際の金額が金額ですし、本来彼らのお金ではない過払い金に手を付けておりますからね・・・。心に正義がないとしか言いようがない。弁護士を信頼して依頼した顧客が可哀そうですね。
どうして人のお金を食い物にするんだろう。ちょっと頭がいいからといって、人のお金を食い物にして、幸せなのだろうか。
自分もかつて債務整理業務に携わっていたので、誇りや社会的使命を感じながらやっていた身としては、悔しい事件です。残念でならないし、過払い金を単なる金儲けの材料にしてしまった彼らとは一生分かり合えないでしょう。お金への考え方が違いすぎます。
世の中権威があれば簡単に信じてしまう人がいます。ブランド志向の人もいます。それはそうなんですが、過信しないでください。かんぽの不正もありましたが、弁護士も全員が正義ではありません。債務整理だって、業者側に有利になるように手続きしていた弁護士事務所もありました。
銀行だって保険だって、売り上げが大事です。売り上げが正義です。顧客満足度や何人の人を成功させたかで社内評価がされるわけではありません。我々は諭吉さんにしか見えてないのです。極論をいうと。
そろそろ、ちゃんとしたあなた側に立つガードマンを雇いませんか?自分の様に、お金の価値をちゃんと分かっている・営業経費が掛からない・何なら最低限度の生活費は投資などで得てしまおうと考えている人の方が制約もないし、強いのです。
守ることが出来る人数は限られてしまいますが、その価値を自分らが提供できなればこの種の事件は終わりません。個人的には一家計に一プロフェッショナルが必須かと思っています。
あなたを諭吉ではなくて、きちんと顔を見て、あなたの現状と希望を見て、未来を描いてくれるFPだったり専門家を、見つけてくださいね。もっと自分を大事にしませんか。めちゃくちゃ頑張って時間を犠牲にしても、給料の上りは僅かだったので、余計にそう思います。搾取されてなるものか!と。あなたはどう思いますか?